女性の薄毛におすすめのサプリメントを紹介! タンパク質、アミノ酸、ケラチンが入っているもの 髪の毛はケラチンというタンパク質でできていて、元気な髪の毛を育てるためにはその材料が必要です。タンパク質は体内でアミノ酸に分解されてから再合成が行われるのでタンパク…
薄毛対策が期待できる飲み物とは?
薄毛に良い食べ物があるなら薄毛に良い飲み物だってあるはずと思いますよね。どちらも体に栄養を取り入れることが目的ですから、薄毛に良いと言われるタンパク質や亜鉛、ビタミンなどが入っているなら効果的と言えそうです。
薄毛対策が期待できる飲み物にはこのようなものがあります。ただし直接的な効果でないことはご注意ください。
豆乳
豆乳には良質なタンパク質と細胞分裂を助けるビタミンB群が豊富に含まれています。大豆が薄毛に良い食べ物と言われるのと同様、豆乳も薄毛に良さそうです。豆乳には毛根に悪さをする活性酸素をやっつけてくれるイソフラボンが入っていることも注目したいです。
また、女性の場合はイソフラボンが女性ホルモンの働きを助けることが知られているためホルモンバランスの乱れによる薄毛対策に飲みたいですね。大豆が原料ということであればきな粉ドリンクも良いでしょう。
牛乳
牛乳もタンパク質やビタミンB群、ミネラルをバランスよく含んでいます。豆乳との違いで言えば動物性脂肪が含まれている点や、ストレスを抑えてくれるカルシウムが入っている点です。ただ、血中のカルシウムが不足した場合は骨から補われているのでカルシウムでのストレス改善は難しいかもしれません。
それでもカルシウムが重要な成分であることに変わりありません。牛乳を飲めない人は小魚などでカルシウムを摂取することがオススメです。
ココア
ココアはイソフラボンと亜鉛が含まれています。亜鉛は細胞分裂の働きを助けてくれる栄養素で、薄毛対策でよく取り上げられています。飲み物中でもココアは比較的亜鉛の含有量が多いです。
ちなみに、一般的なココアにはミルクや砂糖が割と含まれています。カカオは非常に苦いのです。チョコレートだってそうですよね。余談ですがチョコレートは常温で溶けないように植物油脂がけっこう含まれています。カカオ〇〇%の比率が本当に高いなら手で掴んだらすぐに溶けますよ。
緑茶
緑茶は高い抗酸化作用を持つ飲み物で、髪の毛に悪影響を与える可能性のある活性酸素対策にオススメです。紅茶やウーロン茶も良いですが茶葉本来の成分を摂取するなら緑茶でしょう。殺菌効果もあることから食中毒予防や虫歯予防にも役立つようです。
また、カテキンがAGAの原因となる5αリダクターゼの働きを抑えるという情報もあるようですがこれについては何とも言えません。元はリーブ21が日本薬学会第136年会で発表したウーロン茶エキスの育毛効果という発表のようですが、まだ因果関係は明らかになっていないようです。
ちなみに緑茶の香りには精神的な疲労を和らげるのではないかと言われています。この香りは青葉特有のもので森林浴による効果もこの香り成分が関わっているようです。
ローズマリー茶
ローズマリー茶は近畿大学の実験で5αリダクターゼの抑制効果やマウスにおける育毛効果が確認されたようです。しかし、ローズマリー茶を飲んでどうなったという実験でないことや育毛効果もマウスの段階であることに注意が必要です。
ちなみにローズマリーには抗菌作用や抗酸化作用があることが知られています。ハンドクリームにローズマリーを混ぜることも良いでしょう。他には香り成分が精神を落ち着かせたり、肉の臭みを消したりという効果もあります。
プロテイン
タンパク質を摂取するという観点で言えばプロテインもお勧めできるかもしれません。しかしアミノ酸スコア100の食べ物は身近にあるため吸収効率やバランスの良い栄養補給を狙った方が良いでしょう。
薄毛に良くないであろう飲み物は?
薄毛に良くない飲み物を特定することはできませんが、発毛が細胞分裂と成長によって行われる以上は体に負担をかける飲み物を控えた方が良いです。
例えば清涼飲料水は砂糖がたくさん入っているので飲み過ぎは良くないし、お酒はアルコールが入っているのでもっと良くありません。体の良さという観点でえ言えば熱を奪う冷たい飲み物も控えたいです。
あと、発毛に必要な栄養と酸素は血流に乗って運ばれますから交感神経を刺激するカフェインも摂りすぎに注意したいです。具体的には栄養ドリンクですね。
しかしカフェインについてはそこまで神経質になる必要はありません。緑茶や紅茶で薄毛になるという話は聞いたことがないし健康に良くないと言われるコーヒーだって結局高血圧予防に良いことがわかっています。
飲み物と食べ物ではどちらが薄毛対策になる?
飲み物と食べ物なら、おそらく食べ物に気をつけた方が良い
薄毛に良いと言われる飲み物と食べ物を比べるなら、おそらく食べ物を優先的に意識した方が効果的だと考えられます。そもそも、飲み物を意識したところでそこまでの影響が出るのか疑問です。
食べ物に比べて量が少ない
飲み物で薄毛対策といっても、そればかりを飲むわけにはいかないでしょう。せいぜい食事と一緒に1杯飲む程度ですから、食べ物に比べて量が少ないです。また、バランスの良い食生活をしていれば食べ物だけである程度の栄養を摂取できるため飲み物を買い足すくらいなら食べ物の工夫をした方が良いと思われます。
例えば髪の毛の材料となる必須アミノ酸は肉類から十分に摂ることができるし、育毛サプリにも含まれるパントテン酸はまず不足することがないようです。健康情報番組やウェブサイトで〇〇が重要!と言われた時は本当に普段の食事で足りていないのか疑った方が良いです。
飲み物は水分が多い
食べ物についても同じことが言えますが、液体である飲み物はそれよりも水分が多いでしょう。特に煎じて飲むお茶類は摂取できていない栄養がそれなりにあると思います。ちなみに、亜鉛が多いココアですがそれはあくまで粉末での比較です。飲み物にしてしまえばそこまでの量が期待できません。
栄養表示には乾燥状態や粉末状態で示されたものがあるので注意深く見てください。それにも関わらず量は平等に100gで比較されています。ひじきや切り干し大根あたりが栄養素を過大評価されやすいです。
食べ物でも飲み物でも栄養バランスが大事
食べ物と飲み物を比べれば食べ物に気をつけた方が効果もたかそうですが、大事なのは栄養バランスです。薄毛に良いものばかりを選んで体全体の健康をおろそかにすることがないよう注意してください。
より確実に薄毛改善をするなら飲み物よりも薬う
髪に良い食べ物や飲み物はあっても、それらは髪を育てる栄養素が入っているにすぎません。発毛には欠かせない一方で栄養不足と別の原因で薄毛になったら対策として不十分です。
薄毛は体の異常によって起こりますから、必要に応じて薬を飲みましょう。栄養状態が良い人でもインフルエンザはタミフルやリレンザが必要だし水虫にはブテナロックを使います。極端なことを言えばガンだって食事だけでは治せません。薄毛は病院で治療すべきものという意識を持ってください。
そもそも医薬品として認められるためにはたった1例の研究だけでは不十分です。たくさんの研究結果や学会での精査があって初めて医学的根拠が認められることに注意してください。そこをクリアしていないから健康食品は健康食品のままなのです。
もちろん、ここで紹介する医薬品は人間に対して確かな効果が認められています。
AGA(男性型脱毛症)なら5αリダクターゼ阻害薬を飲もう
ジヒドロテストステロンが発毛の邪魔をするAGAなら5αリダクターゼ阻害薬を飲みましょう。5αリダクターゼとはAGAの原因となるジヒドロテストステロンを作る物質ですが、緑茶やローズマリー茶と違って医薬品は十分な根拠があります。
5αリダクターゼの影響力は遺伝と関わっているため5αリダクターゼの根絶はできません。だからプロペシアやザガーロという薬を使って5αリダクターゼを阻害します。その結果は6ヶ月ほどで現れます。
女性はパントガールが効果的
女性は5αリダクターゼ阻害薬があまり効果がないためパントガールを使います。パントガールは髪の毛に必要な栄養を補う薬で女性が悩むびまん性脱毛に対する効果が証明されています。世界で初めてびまん性脱毛への効果が認められた薬です。
ミノキシジルタブレット
医薬品は高い効果と科学的根拠を持つ一方で強い副作用も懸念されます。だから医師・薬剤師が必要です。薄毛対策に使われる薬の中で副作用に注意すべきなのがミノキシジルタブレットです。この薬は血行を良くするミノキシジルが含まれた錠剤ですが薄毛治療目的に使われていません。また、副作用の懸念からわが国では製造も販売も認められていません。
それでも、薄毛に対する効果が強いことから医師が自ら輸入し、患者さんに処方します。患者さんに適した用法用量を見極められる医師だからこそできることです。個人輸入は絶対にやめましょう。
飲み物による薄毛対策まとめ
飲み物に気を使うことは健康維持や病気になりづらい体づくりという面で効果的です。しかし、食事管理だけでは病気を予防しきれず薄毛に関しても同様です。そのため、ストレスやジヒドロテストステロンが関わる薄毛については適切な治療が必須だし加齢による薄毛も医学的な処置が必要になることがあります。
医薬品はその科学的根拠において食品や飲料と異なります。薄毛が病気であることを理解し適切な治療を受けてください。AGAクリニックではAGAリスクを判断する遺伝子検査や食生活の指導をしてもらうことも可能です。