抜け毛対策サプリメントの種類と効果一覧!抜け毛にはどれが効く?

薄毛・抜け毛の予防対策 2020.08.18

抜け毛対策サプリメントの種類一覧!

抜け毛対策サプリメントとして主要なものはこちらです。これらの原料や成分がどのように薄毛を防ぎ育毛することを目指すか紹介します。

※サプリはあくまで健康食品なので医薬品のように「効く」とは限りません。ただ体を健康に保つうえで有益です。

ノコギリヤシ

ノコギリヤシはアメリカ大陸に映えるヤシの木ですが、ココナッツと違い葉がノコギリのようにギザギザしています。ノコギリヤシは先住民族の滋養強壮剤やハゲ予防に使われていたようで、今なお薄毛対策サプリとして人気です。

ノコギリヤシに期待されているのはAGAの原因となる5αリダクターゼを抑制する効果です。その他、前立腺肥大や尿のトラブル対策サプリとしても知られています。

ノコギリヤシは女性も使えるが…

ノコギリヤシはサプリメントですが、妊娠中の女性が服用することで副作用が懸念されます。

にんにく

滋養強壮の定番食材であるにんにく。あの香りは好き嫌いがはっきり分かれることでしょう。実は、にんにくに含まれるS-アリルシステインにはケラチンの材料になるとともに成長因子(IGF-1)の分泌を促進させる効果があります。

IGF-1はヘアサイクルの改善や育毛、毛髪再生に関わる成長因子でこの成長因子にアプローチした施術を行うクリニックやサロンもあるほどです。しかし、IGF-1は髪の成長以外にも使われる点に注意が必要です。

その他にも代謝に良いビタミンBやE、血行促進に役立つアリシンが含まれています。

黒にんにくの方が成分多め

にんにくをそのまま食べるのがちょっと...という方にお勧めなのが黒にんにくです。黒にんにくはにんにくを発酵熟成させたものでにんにくより食べやすく、しかも栄養素が熟成によって増えています。

黒にんにくの味は甘酸っぱく高級なものならフルーツのように食べられます。

はちみつ

栄養価の高い食品としてはちみつは定番です。ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれているし、健康食品にありがちな食べづらさや手に入りづらさもありません。甘いものが苦手な人でも紅茶などに溶かせば美味しく摂取できます。

はちみつの注目すべきは殺菌能力です。よく口内炎にハチミツを塗ると治ると言われるのは極めて高い糖分による抗菌作用とグルコン酸による殺菌作用です。そのためシャンプーやトリートメントに配合されています。

しじみ

二日酔い対策の定番と言えるしじみも抜け毛対策によいと噂になっています。よく話題になるオルニチンには肝臓の代謝を助ける働きしかないのですが、そのおかげで髪の毛に使うタンパク質合成ができるという論理のようです。

あとは、しじみに亜鉛が含まれるのでそれも薄毛にとって良いと言えるでしょう。

葉酸

葉酸はビタミンB9ともいわれ、赤血球の合成や毛包の修復に使われます。葉酸は女性飲み方で、とくに葉酸を子宮の回復に使う妊娠期は積極的に摂りたいです。血液を増やしてくれることから血行不良によるハゲに効果がありそうです。

亜鉛

育毛サプリの定番と言えばやはり亜鉛です。亜鉛は細胞の代謝を促進する働きがあり髪の毛を構成するケラチンというタンパク質合成に役立ちます。また、亜鉛は前立腺の働きや健康な精子づくりに役立つので男性は特に摂取したいです。

他にも精神の安定や味覚の維持といった嬉しい効果があります。

抜け毛対策サプリメントの効果はある?

抜け毛はサプリでは改善しづらい

抜け毛予防サプリは、どれほど人気が出たとして医学的根拠がありません。そもそもサプリメントとは必要な栄養素を取り入れることが目的で、もし医学的根拠があるならその時点で医薬品になっています。

また、サプリは栄養補給が基本のため薄毛の原因を改善してくれないでしょう。

加齢の抜け毛は止めづらい

抜け毛の原因と言えば、加齢です。年齢を重ねると髪の毛を生やすために必要な細胞分裂ができなくなっていき、髪の毛の本数が減っていきます。さすがに、これは栄養補給だけでは解決できません。

ただし、同じ年齢でも髪の毛の多い人と少ない人がいるのですから、しっかり栄養を摂って加齢による脱毛を遅らせることは可能なはずです。身もふたもない話ですが、髪の毛を元気に保ちたいなら髪の毛に良い習慣をしましょう。

AGAはそもそも治らない

男性の脱毛で多いのがAGA(男性型脱毛症)。AGAは男性ホルモンであるテストステロンが体内の5αリダクターゼと反応することで生み出されたジヒドロテストステロンが脱毛指令を送るもので、この状態が続くと髪の毛がどんどん成長・発毛をやめてしまいます。

AGAは額、剃り込み、頭頂部のいずれかから抜け始めるのが特徴で、放っておくと進行ペースが速まります。AGAの原因であるテストステロンは重要な男性ホルモンですし、5αリダクターゼは遺伝が原因となっている以上、その数を減らすことが難しいです。

よって、AGAを規則正しい生活や十分な栄養で防ぐことは不可能です。AGAの疑いがあるときは恥ずかしくても病院へ行きましょう。

サプリで改善できる抜け毛は「栄養不足」によるもの

サプリの働きは栄養素の補給、そうである以上サプリで改善できる抜け毛は栄養不足によるものです。ここまでいくつかのサプリ原料を紹介してきましたが、どれも直接育毛に働きかける証拠は見つかりませんでした。唯一AGA対策という目的が明確なノコギリヤシについても科学的根拠が不十分です。

髪に良い栄養が髪に作用するとは限らない

また、髪に良い栄養が髪に作用するとは限らないし中には希望的観測のような説明がされていることもあります。

例えばしじみに含まれるオルニチンについてはアルコールの分解を助ける⇒余った力でタンパク質を合成できるという論法ですが、本当にそうなるとは限らないし合成したたんぱく質が髪に使われるとも限らないはずです。

葉酸についても血の量が増えることが抜け毛改善につながるとは限らないしにんにくの成長因子もさまざまな働きをしています。また、血行促進と言えばDHA・EPAも有名ですが育毛に良いとはあまり聞きませんよね。

だから「○○は抜け毛に良い」「抜け毛に良い成分が入っている」という宣伝は過度に信じないことが大切です。今のところ、一般的な食べ物や健康食品で育毛効果が認められたものは存在しません。しかも、多くの抜け毛は病気です。

頭皮の状態は抜け毛と無関係

では頭皮に直接使うタイプ、つまり育毛剤や育毛シャンプーはどうかと言えばこちらもかなり怪しいです。育毛剤についてはサプリが期待できない理由と同様医学的根拠がなく、育毛シャンプーについても髪の毛の成長を促進する成分が含まれていません。

そもそも育毛シャンプーは「頭皮の状態を健康に保てば髪も生えやすくなる」という論理でそう呼ばれているのですが、抜け毛の原因が体内にある以上、正しいとは思えません。かりにその論理が正しかったとしても毛根が死ぬほどのダメージと言えばレーザーで焼かれるレベルの強さと深さが必要です。

よって、殺菌成分の高いハチミツが配合されていようと抜け毛を防ぐことはできないのです。

抜け毛対策はサプリメントより確実性の高い医薬品がおすすめ

医学的に効果が認められているからこそ、医薬品が役立つ

医薬品はサプリメントと違って、数多くの実験を繰り返してもなお使った人とそうでない人に有意な差が見られます。そして効果が高い分副作用も強いことから医師・薬剤師が取り扱わなければいけません。医薬品っぽい「医薬部外品」でさえ何かを治す、改善する効果は認められていないのです。

薄毛の治療を受けるのは勇気が必要ですが、プライバシーへの対策や患者さんへの配慮の高さで選びたいなら薄毛治療専門のAGAクリニックがおすすめです・

AGAの治療はプロペシアやザガーロで

AGAの治療にはプロペシアやザガーロという薬が使われます。これらの薬はジヒドロテストステロンを生み出す装置と言える5αリダクターゼの働きを抑える薬です。5αリダクターゼには2つの種類があり、プロペシアはそのうちの1種類を、ザガーロは2種類とも抑えてくれます。そのためか前者は脱毛の抑制まで、後者は発毛効果まで言及されています。

どちらも「5αリダクターゼをやっつける薬ではない」ので服用してもAGAが根治されない点だけ注意してください。プロペシアやザガーロは効果が出るまで6か月かかり、それ以降はずっと飲み続けなくてはいけません。

女性の場合はパントスチンを使う

女性の場合は副作用の問題からこれらの薬を使えません。よって効果の弱いパントスチンを使います。女性も女性ホルモンが減ると男性ホルモンが強くなってAGAを引き起こします。

ミノキシジルは外用薬が安全、内服薬は医師の相談を受けよう

ミノキシジルは毛根につながる毛細血管を広げて血行促進を図る成分です。外用薬ではリアップが有名ですね。ミノキシジルは一般的な抜け毛予防やAGA治療薬と合わせた発毛促進に用いられます。

基本的には外用薬が使われますが、その効果の高さからわが国では未認可のミノキシジルタブレット(内服薬タイプ)を処方する病院もあります。ミノキシジルタブレットを使う時はその効果と注意点を必ず医師に確認してください。副作用が強いため個人輸入はNGです。

女性の薄毛にはパントガールがおすすめ

女性の薄毛に効果的と認められたのがパントガールです。パントガールは髪の毛に必要な栄養素を補給できる薬で、医学的な効果の認められていないサプリメントよりずっと安全で効果的です。

たまに男性が使う場合もあります。

育毛メソセラピーは薬でないが効果は期待できる

育毛メソセラピーとは頭皮に発毛を促す成分を直接注入するものです。医薬品が抜け毛予防を目的にしていたのに対しこちらは抜けてしまった髪の毛を再び生やすための施術です。様々な成長因子や幹細胞が主に使われます。

自由診療である薄毛治療の中でも育毛メソセラピーはなかなか高額ですが、試す価値はあります。

抜け毛対策サプリメントの種類と効果まとめ

サプリはあくまで栄養を補うもので、明確な原因がある抜け毛を予防する手段としてはふさわしくありません。でも、サプリは手に入りやすくプライバシーも気にならないことから「病院に行きたくない人」のニーズとマッチしています。

AGAや円形脱毛症など抜け毛は病気の可能性が低くないので、サプリを使う前にAGAクリニックでカウンセリングと診断を受けてください。もし、栄養不足だけが原因のようならサプリでの改善が期待できますしAGAクリニックでもお勧めのサプリメントを提案してくれますよ。

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