今すぐAGAセルフ診断!セルフチェックの方法から病院での治療内容・費用まで解説

AGAの基礎知識 2020.08.04

今すぐAGAセルフ診断!

60歳になると3人に1人が発症すると言われている男性型脱毛症AGAは進行性の脱毛症です。症状を放置しておいても状態が良くなることはなく、薄毛は進行していきます。

自分の薄毛はAGAなのか?それをチェックするのがAGA診断です。初期段階で治療を開始すれば完治する可能性も高くなりますし、治療費も安く済みます。AGAのセルフチェック方法と病院でのAGA診断について特集します。

AGAのセルフ診断チェックの方法

まず頭頂部をチェック

O字型脱毛症とも呼ばれているこの症状は頭頂部から薄毛が進行します。つむじあたりの髪の量が少なくなってきているなら要注意です。

AGA専門のクリニックを受診する患者の半数は頭頂部の薄毛に悩んでいるようですが、その患者の多くが急にハゲた!と思っているようです。ですが、実際は薄毛の進行に気づかずに症状を放置しておいたことが原因でしょう。

急にハゲる、というのは円形脱毛症のような症状の場合で、十円玉のような形で一か所だけ集中して脱毛します。頭頂部の全体にわたって薄毛が進行しつつあるのであれば、AGAの発症を疑った方がいいかもしれません。

前頭部の薄毛をチェック

M字型脱毛症とも呼ばれているこの症状もAGAの特徴の一つです。おでこの両方がM字のように反りあがってきているならAGA発症の可能性があります。このまま放置しておくなら両端の薄毛が進行して、最終的には頭頂部まで薄毛がつながるかもしれません。

前頭部の薄毛は改善しにくいと言われていますから、初期症状を見逃さずに早い段階で治療を始める必要があります。鏡の前に立っておでこの広さを確認しましょう。前よりおでこが広くなったかな?両端が反りあがってきたかな?と感じたならAGAの発症を疑った方がいいかもしれません。

髪のコシがなくなっているかどうか

AGAを発症すると髪のヘアサイクルが乱れ、本来ある髪の成長期間が短くなり細い髪しか生え出なくなります。通常は4~6年の成長期間があると言われていますが、AGAになると1~3年程度にまで短くなるようです。

その結果、髪が細くなりコシのない弱い髪質になってしまいます。最近のあなたの髪質はどうでしょうか?以前は硬い髪をしていたのに急に弱々しい髪質になった・・・と感じているならAGAの初期段階が進行しているのかもしれません。

表面的には薄毛が進行しているように見えないかもしれませんが、細胞レベルでは薄毛の影響が進行している可能性があります。

ヘアスタイルが決まらない

髪のコシがなくなると思い通りのヘアスタイルが決まらなくなります。特に前頭部や頭頂部のヘアスタイルが決まりにくくなり、ボリューム感のある髪型が難しくなります。もし、ヘアスタイルが決まりにくくなっているなら、自分の髪の状況を真剣に見つめなおす時期かもしれません。

抜け毛が増えているかどうか

ジヒドロテストステロンの影響によってAGAを発症すると抜け毛の量が増えます。ジヒドロテストステロンが毛乳頭細胞に入り込むと、髪の生育を阻害してヘアサイクルが乱れます。

個人差がありますが人間には10万本の髪があるといわれており、一日の抜け毛の量は100~150本程度と言われています。新しい髪が生え出るためには古い髪が抜ける必要があるので髪が抜けること自体は悪いことではありません。

しかし、量が多すぎると薄毛を進行させることになり注意が必要です。一日の抜け毛の量が許容量を超えているならAGAが進行している可能性があり適切な治療が必要になるでしょう。

朝の抜け毛

抜け毛の量を判断するうえで参考になるのは朝起きた時の抜け毛の量です。一概には言えませんが、理想的には0~5本程度に抑えておきたいものです。というのは、抜け落ちるべき髪の毛は前日のシャンプーの時に抜けているはずだからです。

枕に白色のシーツをかぶせておくなら抜け毛の数を正確に把握できるでしょう。朝の抜け毛に量が10本以上になっているならAGAがかなり進行している可能性がり、頭皮環境の正常化や男性ホルモンの影響を抑制するなどの対策が必要です。

シャンプー時の抜け毛

一日の中で髪が一番抜けるときはシャンプー時です。一日の抜け毛の半数程度がシャンプー時に抜けているという見方もあります。しかし、シャンプー時に100本以上の髪が抜けているならそれは異常の可能性があります。洗うときに指に絡まる髪や排水溝に絡まっている本数が多いなら要注意です。

専用の排水溝シートなどの使用して一回のシャンプーでどのくらいの髪が抜けているのかチェックしてみるといいでしょう。季節や体調によって抜け毛の本数は変わるので一定期間、一週間ほど連続して調べてみると平均数値が分かるかもしれません。

毛根の状態が悪化しているかどうか

毛根の状態が悪くなっているならAGAが進行している可能性があります。健康的な髪の毛根はマッチ棒のように膨らんでいます。ヘアスタイルが正常で十分な栄養を吸収している証拠です。

一方でAGAが進行している髪の毛根は細く尖っていたり、歪な形をしていることがあります。栄養状態が悪く毛根に栄養が行き届いていない証拠かもしれません。また、毛根の先から白く細い棒状のものが出ているなら、頭皮環境が乱れていることの証拠なので薄毛を進行させないためにも対策を講じる必要があるでしょう。

頭皮の硬化が見られるかどうか

AGAを発症している方の頭皮を触ってみると非常に硬く、皮が張っているバスケットボールのような状態になっていることがあります。硬い頭皮は髪の生育に悪影響を与え、髪のヘアサイクルを短くする原因になります。両方の手で頭皮を掴み、上下左右に動かしてみましょう。

スムーズに動かすことができるようであれば頭皮の状態は良好ですし、カチカチで全く動かないようであれば今すぐに薄毛治療を開始した方がいいかもしれません。加齢とともに体の皮膚は固くなっていきますが、頭皮も同じです。柔らかい頭皮を維持できるように努めましょう。

頭皮の色をチェック

頭皮の硬化レベルが進むと頭皮の色が変色し、頭皮環境が悪化します。自分の頭皮の状態を把握するために頭皮の色をチェックしてみましょう。通常、血行が良く柔らかい頭皮は青白い色をしており、指で押さえると軽くへこむくらいの柔軟性があります。

しかし、硬い頭皮は茶色だったり、赤みがかっていることもあります。指で軽く押さえても弾力性はなく、皮が張り詰めているバスケットボールのような感触になるでしょう。

AGA専門のクリニックで診断を行う時にも頭皮環境は大きなポイントなります。普段から自分の頭皮の色をチェックしておくことでAGAの進行を早い段階で見つけることができるかもしれません。

AGA検査キッドを購入する

AGA検査キッドはインターネットで申し込むことができるお手軽AGA診断方法です。口の中の細胞を採取することによってAGAを発症しやすい体質なのか、AGA治療薬が効きやすいタイプなのかをある程度把握することができます。費用は10,000円前後なので薄毛の進行が気になっている人にはお勧めです。

インターネットで検査キッドを申し込むと検査用のセットが送られてきます。口内の細胞を綿棒で採取して指定された容器に入れ、送り返すだけで検査は終了です。一週間程度で結果が送られてくるようです。

遺伝子レベルでのAGAセルフチェック診断

AGAと遺伝はとても強い関係性があります。薄毛の遺伝子を強く受けついているほどAGAを発症する確率は高く、進行する速度も速くなります。自分の薄毛遺伝子について把握することで早い段階でAGA対策が可能になるでしょう。

髭・体毛が濃い

AGAを発症する主な原因は男性ホルモンに含まれるジヒドロテストステロンの影響によるものと言われていますが、体毛が濃い方はジヒドロテストステロンの影響を受けやすいようです。

男性ホルモンの影響が強く出る人の方が薄毛になる確率は高く、髭・体毛が濃い方は薄毛遺伝子を強く受け継いでいる可能性があるので要注意です。個人差があるので一概には言えませんが、朝髭を剃っても夕方にもう一度剃らなければいけない人や胸毛やすね毛が濃い方は早い段階でのAGA検査が必要かもしれません。

母方に薄毛の人が多い

薄毛の遺伝子は母方から受け継がれると言われており、母方の親族に薄毛の人が多ければあなたにも薄毛の遺伝子が受け継がれている可能性が高いでしょう。母親自身にはテストステロンと呼ばれる女性ホルモンがたくさんあるため、薄毛になる可能性は少ないようです。そのため、母親自身が薄毛かどうかはあまり参考になりません。

母親の父や男兄弟にAGAを発症している人が多く、あなた自身も薄毛の進行を実感しているのであればAGAを発症していると診断できるかもしれません。薄毛と遺伝は大きな関係がありますが、遺伝ですべてが決まってしまうわけではなくAGAを早期に発見し、AGA専門クリニックで治療を受ければ薄毛を完治できる可能性はあります。

セルフチェックでAGAと診断した場合の治療にかかる費用

AGA専門のクリニックでの治療費

AGA専門のクリニックによっても違いがあるため一概には言えませんが、平均的な費用感は以下の通りです。

  • 初診料:約5,000円
  • 処方箋:約10,000円
  • 遺伝子検査などの特別検査:約5,000円

上記の金額はあくまでも目安です。正確な金額を知りたいのであればクリニックに事前に問い合わせるといいでしょう。

AGA治療では健康保険を使用することができないので高額治療になりがちです。継続的に治療を続けているだけの経済力があるか事前に確認しておきましょう。

育毛剤での治療

インターネットで販売されている育毛剤の平均金額は約8,000円です。使用期間は一カ月が基本なので毎月10,000円程度の出費が必要になります。

販売されている育毛剤の多くは医薬部外品になっており劇的な変化が起こりにくくなっています。そのためAGAが進行している人が育毛剤治療を開始しても効果が現れにくいこともあるようです。

効果的に薄毛治療を進めるためには、やはり専門の病院を受診した方がいいでしょう。

AGAクリニックと皮膚科 どっちが安い?

AGA診断は専門のクリニックだけでなく皮膚科でも行うことができます。脱毛症は皮膚病の一種なので皮膚科の先生もAGAの症状を診断することができるのです。選ぶ病院や診断方法によっても違いがありますが、基本的に金額に差はないようです。どちらも保険適用外の診断になりますし、初診料にあまり違いはないようです。

ただ、皮膚科で診断してもらう場合、皮膚科の先生は一般的な皮膚病の一種としてAGAを診断することでしょう。一方で、AGAクリニックの場合は過去のAGAの症例などを参考にしながら診察を行います。

AGAによる薄毛に焦点を当てて治療を行いたいのであればAGAクリニックを受診した方が効率的かもしれません。

AGA診断はセルフでなく専門のクリニックが最善!

今回はAGAの診断方法に焦点を当てて解説しました。薄毛の進行状況や遺伝子レベルでの診断方法をご紹介しましたし、セルフチェックシートやAGA検査キッドについても解説しました。

どれも効果的な診断方法ですが、より具体的に状況を把握したいのであれば専門のクリニックを受診することをお勧めします。貴重な時間を無駄にすることなく最短でAGA治療を開始することができるでしょう。

薄毛治療は時間との戦いです。なるべく早い段階でAGAを見極めて最適な治療を始めましょう。

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