初心者は日常から銘柄を見つける
興味があることは、調べるのも苦にならない
「好きこそものの上手なれ」という言葉をご存じですか?
初心者の方におすすめしているのが、自分の身の回りの商品から企業を探ることです。あなたにも必ず、日常生活において馴染みのある商品が存在すると思います。
例えば、シャープペンシルなら絶対にこのメーカーのものを使っている、炊飯器はもうこのメーカーのものしか使いたくない、ここの洗剤は汚れがとてもよく落ちるのに手が荒れないからすごい、というように自分で「この商品が好き」と思って使っているものが案外多く、考えてみたら次々と出てきませんか?
銘柄選びに迷ったら、自分なりのこだわりがある商品を発売している会社が上場していないか、そもそも株を発行しているかどうか、調べるところから始めてみてください。興味のあるものは、調べやすいと思います。
銘柄を見つけたら、まずは調べよう
気になる会社あったら、自分が知っている商品を販売していること以外にどんな事業を行っていて、業績がどうなのかを、調べてみましょう。調査するにはネット証券が早いです。(利用登録をする必要があります。)まず、調べたい銘柄(企業)の名前か銘柄コードを入力して検索します(銘柄コードとは4桁の数字で、上場した企業が割り振られる数字。Yahooファイナンスなどで調べることが出来ます)。
たいていのことはネットで簡単に調べられる
会社のプロフィール、業績の推移、その会社に関するニュース、株価チャート、ネット証券によっては株主優待情報など、ある程度のことなら誰でも確認できます。
Yahooファイナンスなどのポータルサイトでも、株価や企業情報を見ることはできますが、 早さや充実度ではやはりネット証券の方が確実に上を行っていると言えるでしょう。
分析レポートも参考になる
さらには証券アナリストによる分析レポートを提供しているネット証券もあります。(証券アナリストとは、証券投資の分野において高度の専門知識と分析技術を応用し、各種情報の分析と投資価値の評価を行い、投資助言や投資管理サービスを提供するプロフェッショナルのことです。)こちらも業績と併せて見れば、銘柄選びの参考になります。
今の株価はいくらなのか、いくらに何株の注文が出ているのか(板情報)、値動きの推移はどうなのか(株価チャート)、これら株価に関する情報も銘柄選びには欠かせないものです。無料のものと有料のものがありますが、無料の場合、情報更新のたびにクリックが必要なので若干の制約があります。
有料の場合はクリックなしで自動更新されるのはもちろん、株価チャートもリアルタイムで描かれるので便利です(リアルタイム株価情報)。また、ほかの投資家たちがどんな動きをしているのかも分かるので、作戦を立てやすいこともメリットの一つです。
とにかく自分で調べるのが大事
「銘柄の選び方に困ったら、ここの株を買いなさい。」「初心者の方におすすめの株はこれです!」と言い切れるおすすめの株など存在しません。
もしあったとしても株価がすぐに上がってしまいますからね。
ということで、おすすめの株はありませんが、おすすめの企業研究は、身近で日頃接点がある商品や会社をとことん調べることです。数多くの企業がありますから、必ずあなたの興味や関心を誘う企業がみつかると思います。
あとは少額からでも実際に株を始めてみることが重要
失敗ばかり恐れていては何もできません。「自分が納得いくまで調べ、実際に投資し、その後も企業を観察し続ける。」これが株式投資の基本であり、誰もが通ってきた道だと思います。
石橋を叩きすぎて壊さないでくださいね。あなたの目的は橋の向こう側にあるのですから。