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探偵に必要な能力やスキル、資格を解説!探偵になるには?

探偵に必要な能力やスキル、資格を解説!探偵になるには?

小説やテレビドラマの世界で見られる探偵と現実に存在する探偵の仕事には、大きなギャップがあるといっていいでしょう。尾行や張り込みには忍耐や体力が必要ですし、機材を扱う知識も要します。その上で街の中に紛れ込める目立たない空気を作る才能も探偵には向いていると言えます。

ドラマや漫画、小説などで主人公になっている探偵の華麗な活躍ぶりに憧れ、探偵になろうと思う人も少なくありません。

しかしフィクションと現実は違います。リアル社会で仕事をしている探偵は、そんなにカッコいい存在ではありません。

探偵業は浮気調査や身辺調査、企業の信用調査など、苦労が多いわりに地味で目立たない仕事が多いです。

今回はそんな探偵になるために必要な能力やスキル、資格について紹介していきます。

探偵に必要な能力を解説!

探偵として一人前の仕事をこなすためには以下のような能力が求められます。

  1. 体力
  2. 根気
  3. 頭の回転の速さ
  4. 目立たなさ

これらの能力が全て高いのであれば、別に探偵以外の業種でも高い評価を得られるでしょう。

そのため、探偵になりたいという強い意志がなければ、他の職業を目指した方がいいかもしれません。

最終的に最も必要なのは体力

探偵になるのにもっとも必要な能力はタフな肉体と言えるでしょう。

探偵の主な仕事は尾行ですが、予想以上に体力が必要です。リアルの尾行はドラマと違って、ターゲット(調査対象者)と探偵がカメラの1フレームに収まるほどの近距離では行いません。

これは万が一尾行がバレれば、調査が中止になるだけでなく事務所によっては全額返金をしなくてはいけないため、少しでもターゲットに見つからないようにするためです。

そのため、探偵の多くは、ターゲットがかろうじて見える程度の距離を保ちながら尾行していきます。

  • ※一部の天才的な探偵は変装をした上でターゲットに接近し、一瞬で確固たる証拠の写真を撮影したりします。

尾行する際、ターゲットが交差点を曲がったり、路地に入り込んで探偵の視界から消えた場合、全力でターゲットが消えた先まで疾走しなくてはいけません。

再びターゲットを目視確認した後は尾行を継続するわけですが、そんなストップ&ゴーを何度も繰り返したからといって、ゼェゼェと息を切らして目立つようでは探偵失格です。

多少全力疾走を繰り返しても涼しい顔で尾行を続けられる、体力が必要と言えるでしょう。

根気も必要になってくる

尾行の他に探偵の仕事として重要なのが張り込みです。

ターゲットが会社が出てくるまでオフィスの前で張り込んだり、浮気調査でターゲットホテルに入ってから出てくるまで張り込む必要があるので、その間探偵は目立たない場所でジッと息を潜めなければなりません。

ターゲットが出てくれば尾行調査にスイッチしますが、ターゲットが張り込み地点から動かない場合、探偵も同じ場所でずっと張り込みを続けなければいけないので、非常に根気が必要な仕事です。

また、ターゲットが張り込み場所から出る時間は予測不能なので。いつ動き出すかわからないターゲットを常に監視し続ける根気と集中力も必要になります。

なお。張り込み場所は大抵屋外で、夏はジリジリするほどの日差しを浴びながら、冬は身体の芯まで冷え込む空っ風に吹かれながら耐えなければなりません。

車の中で張り込んでいたら楽だろう…という考えも甘いです。長時間張り込んでいる場合、車のエンジンを掛けっ放しにしていたらたちまち不審者として、ご近所さんに通報されてしまいます。

そのため、車のエンジンは止めたまま、つまりエアコンやヒーターなど使えない状態で張り込まなければなりません。

そんな過酷な状況に耐え、長時間張り込みを続けるには、やはり基礎体力も要求されます。

頭の回転も重要

現場で起こる様々な状況の変化に対して、臨機応変に対処できる頭の回転の速さも探偵に求められる重要な能力です。

ターゲットを尾行をしていて急に振り返った時の対応、ターゲットがいきなりタクシーを拾ったり、バスや電車に乗り込んでしまった時などに、状況の変化に素早く対応しなければなりません。

また、張り込みをしていて警察や周辺の住民に話しかけられた時に、即座に相手を納得させるウソを考えて、トラブルから逃れられる頭の回転の速さも重要でしょう。

目立たなさ

張り込みをしている間、不審者と思われて周囲に通報されると探偵失格です。

また、尾行中も目立ってしまえばターゲットや周囲にストーカーと思われ、やはり通報されるリスクがあります。

通報されて警察が来ても探偵であることを証明すれば捕まりはしませんが、騒ぎになってターゲットにも気づかれるのでその時点で調査は失敗です。

そのため、探偵をするには目立たず、周囲に溶け込める能力も必要と言えるでしょう。

探偵に必要なスキルを解説!

様々な道具や機械を使える機械スキル

探偵は証拠の撮影に使うカメラや書類を作成するパソコン、追跡に使う車やバイクなど、人間が使う道具や機械全般を使いこなせなければなりません。

大きな探偵事務所に勤めるのであれば分業制が進んでいるので得意分野をやるだけで良い場合もありますが、小さな探偵事務所であれば様々な道具や機械を使いこなさなければなりません。

たとえば探偵の仕事に多い浮気調査では、依頼者のパートナーが浮気をしている証拠写真を撮るため一眼レフカメラを使いこなせるスキルが必須です。

高い運転スキル

ターゲットが車で移動した場合、当然尾行する探偵も車を使います。

その際、必要になってくるのが尾行してもターゲットに気づかれない、赤信号があっても絶妙に見失わず追跡を続けられる運転スキルです。

若葉マークが必要な初心者レベルの運転スキルでは、道路全体の車の流れを読みつつ、バレないようにターゲットを尾行するといった事は無理でしょう。

探偵の運転テクニックが未熟だと、ターゲットを見失わないため赤信号で無理に突っ込んで目立ったり、探偵自身の運転ミスでターゲットを見失ってしまう失態を演じかねません。

盗聴器発見スキル

近年探偵への依頼が増えている盗聴器探しには、通信技術に関する知識だけでなく、実際に盗聴器を探す機械を使いこなさなければなりません。

パソコンスキル

探偵の仕事は調査結果を依頼人に報告する所までですので、調査報告書を作るためにパソコンを使いこなすスキルも必要になります。

調査報告書は依頼者の離婚裁判や慰謝料請求で証拠として使うこともあるので、裁判に証拠として認められるレベルの整ったフォーマットで作成しなくてはいけません。

そのため、一般事務でも働けるレベルのパソコンスキル、文書作成スキルが必要になってくるでしょう。

上記のようなスキル持っていれば、一人前の探偵としてすぐに認められるでしょう。

探偵に必要な資格とは?

結論から言うと、探偵をやるのに絶対に必要な資格はありません。

極端な話、一切の資格を持っていなくても探偵になることは可能です。

ただし、以下のような資格があると探偵になる上で有利となりますし、より質の高い調査ができるようになります。

  1. 運転免許証
  2. 写真技能士
  3. 探偵調査士検定
  4. 探偵業務管理者検定

運転免許証

前述した通り、探偵の尾行では車やバイクを使う場面がよくあります。

そのため、運転免許証があると仕事の幅がかなり変わってきます。

運転免許証がなければ徒歩による尾行しかできないため、事務所からはあまり使えない探偵と思われてしまうでしょう。

実際、探偵の求人では運転免許証を必須としている場合もあります。

写真技能士

撮影スタジオに勤務している方の多くが持っている写真技能士も、探偵をやるなら持っておくと有利になる資格です。

探偵は裁判で証拠となる高品質な写真を撮影しなくてはいけないので、時として高度な撮影スキルが必要となります。

そんな写真撮影に対して一定以上の知識とスキルがあることを証明するのが写真技能士の資格ですので、持っていると何かと便利でしょう。

探偵調査士検定、探偵業務管理者検定

民間資格ですが、取得していると探偵に必要な能力がある証明となります。

一般社団法人「日本探偵業協会」が認定を行っています。

「探偵調査士検定」は一定以上のレベルを持った探偵が、「探偵業務管理者検定」は管理職向けで、法令や内部管理体制に対する正しい知識を持っている探偵と認められれば合格です。

探偵に必要な能力やスキル、資格まとめ

探偵に必要な様々な能力やスキル、資格を紹介しましたが最も必要なのは体力です。

資格があれば便利なのは間違いありませんが、探偵はターゲットを見失わないため目立たないように注意しながら街中を全力疾走することも珍しくはありません。

また、ターゲットの動きを監視するために真冬の寒空の下、あるいは真夏の炎天下の路上で何時間も張り込みをすることもあるので、体力は絶対に必要な能力と言えるでしょう。

ただ体力だけでは一人前の探偵になるのは不可能ですので、パソコンスキルや撮影スキル、運転スキルといった能力も身につける必要があります。

どんなに苦労をしても、調査により真実を明らかに出来ることに喜びを感じられるのであれば、探偵という仕事に向いていると言えるでしょう。

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