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警察官と結婚すると身辺調査される理由やどこまで調べられるか紹介

警察官と結婚すると身辺調査される理由やどこまで調べられるか紹介

安定しており給料も高く、頼りがいのある警察官は結婚相手として人気の職業です。

しかし、警察官と結婚をすると身辺調査をされることになります。そこで今回は警察官と結婚する時に身辺調査される理由と共にどこまで調べられるのか、スムーズに結婚する方法なども紹介していきます。

警察官と結婚すると身辺調査される理由

反社会的勢力や共産党員と繋がりがないか調べるため

結論から言うと、警察官と結婚すると身辺調査をされるのは、暴力団などの反社会的勢力や共産党員との繋がりがないか調べるためです。

結婚をしたい、愛した相手が警察官だったという方からすれば身辺調査をされるのは納得がいかないと思いますが、国家を守り反社会的勢力と戦う警察官と結婚する以上、身辺調査は避けられません。

警察官と反社会的勢力に繋がりがあるとリスクが高いから

警察からすると、警察官の身内に共産党員や反社会的勢力がいることで反社組織との癒着に繋がったり、本来は摘発しなくてはいけない犯罪の見逃しに繋がる可能性があるので警戒しています。

例えば、真面目な警察官の奥さんの両親が暴力団の関係者であったとします。

ある日、奥さんから「自宅で麻薬の取引をするけど見逃してほしい」「警察署にある◯◯さんの犯罪の証拠を隠滅してほしい。しないと私が殺される」と頼まれれば、犯罪を見逃してしまうリスクがあるのです。

本来なら警察組織の一員として、妻の命よりも麻薬取引の摘発を優先しなくてはいけませんが、情のある身内が相手ではそう簡単に割り切れないのが現実です。

また、暴力団関係者の妻を持つ警察官の階級が巡査であればまだしも、一定の権力のある警視等となれば癒着や揉み消しによるリスクも大きく跳ね上がるので、昇進する際の身辺調査はかなり厳しい傾向にあります。

警察官と結婚する際の身辺調査でどこまで調べられる?

氏名や住所、勤務先、過去の経歴などの個人情報

警察官と結婚するとき、恋人や家族など親しい人の中で、次のようなことを調べます。

  1. 氏名や住所、勤務先、学歴など
  2. 過去の犯罪歴の有無など
  3. 公安調査庁の調査指定団体(暴力団等)との繋がりの有無
  4. 本人が危険な思想を持っていないか
  5. 家族が過去に反社会的勢力、共産党、宗教団体と関わっていないか

公安庁の調査指定団体とは、暴力団などの反社会的勢力の他、一部宗教や組織の構成員などを指します。

要するに本人、または家族が警察組織と敵対しており、不利益を与える可能性のある組織に所属していないか、思想を持っていないかといった事が調べられます。

また、警察や日本という国家にとって好ましくないデモに参加しているなど、身辺調査で過去の経歴もある程度調べられるので、過去にそういった組織と関わった経歴がある場合は結婚できない可能性があるでしょう。

逆に過去に万引をした経験がある程度では、何度も繰り返しているなど悪質でない限りは問題なく結婚できるケースが多いです。

自分の3親等までは身辺調査される

警察官と結婚する際、身辺調査で3親等までは調査されることが多いです。

  1. 父母
  2. 兄弟姉妹
  3. 祖父母
  4. 叔父・叔母

例えば数年に一度しか合わない兄弟姉妹や叔父・叔母であっても、警察官と結婚する際には身辺調査がおこなわれます。

そのため、成人してから一度も会っていない弟がいつの間にか反社会的勢力に所属していた…という場合であっても、結婚ができなくなる可能性があります。

なお、3親等であっても既に亡くなっている場合、調査対象にはなりません。

警察官との結婚で行われる身辺調査の方法

警察官と結婚する際の身辺調査は、基本的に次の2つの方法で行われます。

  1. 個人情報の自己申告
  2. データーベース調査

警察官は結婚をする場合、恋人の名前、生年月日、住所、勤務先、出身校などが書いた個人情報を報告書として提出します。

そしてそれを元に、前述した反社会的勢力や共産党員との関わりがないかを調査するのです。

また、自己申告した個人情報とは別に、過去の犯罪歴などを警察庁で管理されているデーターベースで調べます。

そのため、自身が過去に犯罪を犯したり、身内に犯罪者がいるのを内緒にしても、データ照会でバレてしまい結婚できないケースもあるようです。

身辺調査で引っかかると警察官と結婚できないケース

自分や両親が特定の宗教や反社会的勢力と付き合いがある

普通の宗教団体であれば、自分や両親が入っているからといって警察官と結婚が許されないことはありません。

しかし、公安庁や警察庁の調査指定団体に属している宗教、政治団体と付き合いがある場合は結婚できません。

仮に自分が所属していなくとも、例えば両親がオウム真理教や共産党と関係がある場合、結婚はかなり難しいでしょう。

違法性のある水商売で働いている

勤務先のお店が税金をしっかり収めていて、法に触れない営業をしているのであれば水商売をしていても問題ありません。

しかし、勤務先の経営者が暴力団関係者であったり、違法な営業をしている、過去に脱税等で警察に摘発された経歴のあるお店で働いていた場合、結婚は難しいでしょう。

水商売で働いていると警察官と結婚できない、と言っている方もいますが,水商売をやっている全ての人が警察官と結婚できないワケではありません。

あくまでも違法なお店の場合、警察官との結婚が難しいと考えましょう。

両親や祖父祖母に外国人がいる

警察は日本を守る役柄のため、家族に外国人がいる場合は結婚できない可能性があります。

というのも、外国人の中にはスパイや工作員など日本に悪影響を与える人物がいるためです。

そのため、生まれ故郷や過去の経歴などを詳しく調べられます。

身辺調査の結果、外国人の親族の出自に問題がなければ結婚できますが、あなたは知らなかったものの父親や祖父がかつて祖国で影否政治団体に所属していた場合は、反社組織のケースと同様に結婚できない可能性が高いです。

また、あなた自身が外国人で、警察官と国際結婚をする場合も同様に厳しい身辺調査が行われるでしょう。

過去に犯罪歴がある

万引やスピード違反程度であれば大丈夫であることが多いですが、殺人や強盗、詐欺といった犯罪を行っていた場合は結婚できない可能性が高いです。

また、あなた自身が犯罪歴が無くとも、身辺調査で家族に重罪を犯している犯罪者がいた場合も結婚できないケースが多いです。

結婚相手やその親族に犯罪歴があった場合、警察官は上司から「どうしても結婚したいなら警察官を辞めろ」と言われます。

警察官はそのくらい関係者に犯罪者が居る事を警戒しますので、引っかかった場合は結婚を諦めるのも選択肢となってしまいます。

身辺調査でひっかかったら警察官と結婚はできない?

結婚できないケースが多い

身辺調査で引っかかっても結婚できる方もいますが、大半の警察官は仕事や今後のキャリアを優先して別れる道を選ぶため結婚できません。

そのため、身辺調査で引っかかってしまった場合は、残念ですが警察官以外の相手との結婚を目指した方が無難です。

どうしても結婚したい場合、上司や周囲の反対を押し切り無理やり結婚をすることもできますが、後述する昇進が望めなくなるでしょう。

また、地域によりますが、警部補以上の階級に昇進する場合は再度、身辺調査が入ります。

警部補以上の昇進の際に行われる身辺調査は巡査や巡査部長の時に行われた身辺調査よりもかなり厳しいため、過去の身辺調査で問題がなかった場合も引っかかってしまう事が多いようです。

もちろん、身辺調査に引っかかると昇進は取り消しになるか、上司から別れるように言われる可能性が高いでしょう。

そのため、警察官としてのキャリアアップを望む方は別れたフリをして、結婚はせずこっそり付き合い続ける方もいるようです。

結婚はできても旦那(妻)の出世はほぼ望めなくなる

身辺調査で問題があり引っかかった場合、仮に結婚はできたとしても旦那(妻)は今後出世できない可能性が高いです。

警察官は昔も今も変わらず縦社会であり、限られた席数しかない中で上に出世をするには功績(加点)を稼ぎつつ、減点となる要素をいかに削るかが重要です。

そのため、身内に反社会的勢力や共産党員がいるという事実はキャリアにおいて大きな減点となる上に、警部補以上の警察組織における幹部となる場合は親族の身辺は非常に重要視されます。

身内に反社会的勢力の関係者や犯罪者がいる警察官を幹部にするワケにはいかないので警部補以上の出世はまず望めないでしょう。

警察官との結婚における身辺調査の注意点

個人情報や家族に関する情報で嘘をつかない

警察官と結婚したいからといって、提出を求められた個人情報でウソをついても相手が警察なので必ずバレます。

また、仮にその時はバレなくても、後から家族が共産党や反社会的勢力と関わりがあったとバレると、警察官の旦那(妻)が一切昇進できない状況になったり、離婚を言い出される可能性があります。

仮に後ろめたい情報があっても、嘘はつかないようにしましょう。

調査に誤りがあった場合は再調査を依頼する

相手が警察とはいえ、身辺調査の結果がすべて正しいとは限りません。

時には誤った調査をして結婚を認めない場合もあるので、結果にあまりにも身に覚えがない時は再調査を依頼しましょう。

また、東京では身辺調査が通らなかったのに、彼の転勤先の埼玉では身辺調査が通った…という前例も多数あります。

担当者が誤った調査をしている、偏った思想や偏見を持っているという可能性もあるので、当面は結婚を諦めて、彼が転勤した後に再度身辺調査をしてもらうというのも一つの手です。

警察官と結婚すると身辺調査されるまとめ

警察官との結婚は普通の結婚と違い、本人の意志だけで決めることができません。

自分や身内を身辺調査し、経歴や身辺に警察組織にとっての不利益がない必要があります。

ウソの申告をしてもバレるだけでなくパートナーのキャリアに影響するため、調査依頼が来ても正直に申告するようにしましょう。

なお、身辺調査は個人でも探偵や興信所に依頼することで行うことが可能です。

警察と比べると権限がないものの、探偵ならではのノウハウを活かしかなり細かい部分まで調査できるので、身辺調査をしたい方がいる場合は探偵に依頼してみると良いでしょう。

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