楽天証券のトレーディングツール「マーケットスピード」が高い人気
楽天証券の特徴は株取引の手数料が安いネット証券の部類にいることと、逆指値注文などが出し易いことが評価されています。また、リアルタイムトレーディングツール「マーケットスピード」が個人投資家向けオンライントレーディングソフトとして評価されており、特に、スキャルピングトレーダーやデイトレーダーなどの短期売買を行う個人投資家から支持を集めています。更に、ニュースの情報量が充実しているとの評価も高くロイター・株式新聞速報ニュース•日経テレコン21•フィスコ市況•ラジオNIKKEI•会社四季報速報などのニュースにも対応しています。
一方で楽天証券は設立以来、システム障害が多発しており、システム障害時には電話が繋がらなくなることから楽天証券を敬遠する投資家も少なくありません。また、楽天証券の特徴として楽天銀行との連携や楽天ポイント制度の充実が強調されています。これらは本格的なネットトレードを行なう投資家には全く関係の無いサービスですが、一方で楽天市場を利用するユーザーにとり株のネットトレードなどで楽天ポイントが貯まることは評価されています。
楽天証券の前身はDLJディレクトSFG証券
楽天証券の設立は1999年3月24日となっていますが、これは前身のDLJディレクトSFG証券(三井住友銀行系)の設立年月日で、楽天が旧住友銀行から旧DLJ ディレクト SFG証券を買収したのは2003年です。
もともと、DLJディレクトSFG証券は米国の大手投資銀行DLJと住友銀行が合弁で設立したネット証券で、当初、ネット証券としては第3位の規模を誇っていました。
しかし、外資系証券会社や銀行とは全くポリシーの異なる楽天が2003年に経営権を取得したことで、2004年に発足した楽天証券は全く新しい証券会社と考えた方が良いでしょう。
つまり、楽天が証券市場に参入する目的で東証会員権を得る手段としてDLJディレクトSFG証券を買収した訳です。
楽天証券の現在の口座数は約80万口座で預り資産は1兆円を超え、インターネット専業証券大手5社の1社に位置しています。