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新REXカードと旧カードを比較|還元率改悪とREX CARD Lite終了の理由とは

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新しいREXカードのイメージ

REXカードは株式会社ジャックスが発行する年会費無料のクレジットカードです。基本となるポイント還元率が1.25%と高く、海外傷害保険もついてきます。

一方で以前の旧REX CARDと比べると基本還元率が低下傾向に有るのも事実です。このような基本ポイント還元率の低下はクレジットカード業界全体で起きている事象であり、その裏には業界全体の収益性悪化があります。旧REX CARDのポイント還元率改悪とREX CARD Lite終了の理由を解説していきます。

新しいREXカードとは?旧いREX CARDと何が違う?

REXカードとレックスカードライトがリニューアルで一本化!改善点も改悪点もある!

レックスカード(REX CARD)の券面画像2017年9月、高還元率で有名な「REXカード(年会費2500円、以下旧REXカード)」及び「レックスライトカード(年会費無料)」の大規模なリニューアル(サービス改訂)が行われました。これにより旧REXカード及びレックスライトカードは新規発行が停止され、かわりに「REXカード(新REXカード)」が誕生しました。

REXカードは未だポイント還元率が高い評判のクレジットカード

相次ぐクレジットカードの改悪、基本還元率の引き下げに憤りの方は少なくないかと思います。しかし、そんな中でも相対的に基本還元率が高い無料クレジットカードも存在します。その意味で「REXカード」は2度の還元率引き下げを経ながらも、ポイント還元率は1.25%となお高く、海外旅行傷害保険に国内旅行傷害保険もあるので海外旅行時にも安心して使えます

新REXカードは旧REX CARD Liteとほぼ同じスペックになった

新REXカードは名前的には旧REXカードと同じですが、新REXカードのサービスの内容はどちらかというと旧レックスライトカード寄りになっています。ネット上ではこの複雑な仕様がもっぱらわかりにくいと評判です。

そこで今回の記事では「新REXカード」「旧REXカード」「レックスカードライト」の比較をしていきたいと思います。ここだけの裏話で「なぜ多くのクレジットカードが基本還元率を引き下げているのか」がわかります!

新REXカードと旧レックスカード/REX CARD Liteの違い比較

10秒で理解できる!REXカード・REX CARD Liteのリニューアル前後比較表

カード比較表
比較項目 新REXカード 旧REXカード 旧REX CARD Lite
券面画像 レックスカード(REX CARD)の券面画像 ジャックス (旧)レックスカード(REX CARD)の券面画像 ジャックス (旧)レックスカードライト(REX CARD Lite)の券面画像
年会費 無料 2500円(年50万円以上の利用で無料) 無料
基本還元率 1.25% 1.75%→1.50% 1.25%
主な付帯保険 国内・海外旅行保険 ショッピング保険(後に廃止)・旅行保険 国内・海外旅行保険
新規発行 可能 受付停止 受付停止

レックスカードの歴史!ポイント還元率を下げて年会費無料カードに!

レックスカードは、株式会社ジャックスが提供しているクレジットカードブランドです。以前は年会費2500円(年50万円以上の利用で無料)で基本還元率1.75%の「旧REXカード」と、年会費無料で基本還元率1.25%の「REX CARD Lite」が主力製品でした。

知名度は正直なところそれほどでもないものの、基本還元率の高さと使いやすさは大きな魅力であり、既存ユーザーからは強力な支持を得ていました。

JACCSは多くのクレジットカードの特典とポイント還元率を見直した

が、2015年12月に、旧REXカードのポイント還元率が1.75%から1.50%に引き下げされるというリニューアルが行われます。ポイント還元率が下がる代わりに新たな特典が追加されるわけでもなく、事実上の改悪と騒がれました。さらに2017年7月にはショッピング保険も廃止されるなど、相次ぐ改悪が行われました。

REX CARDは新規発行停止!REX CARD Lite寄りにリニューアル統合された

そして2017年10月、旧REXカードとレックスライトカードは新規発行が停止し、代わりに新REXカードが誕生しました(事実上の統合)。名前こそREXカードであるものの、サービス内容は年会費無料、基本還元率1.25%と、レックスライトカードに近い内容になっています。

これは旧レックスカードで、年間50万円以上利用してクレジットカードの年会費を無料にした上で、1.75%の高いポイント還元率も獲得するヘビーユーザーが続出したからでしょう。あまりにも旨味がなくなったので、年会費無料でライトユーザーを広く取り込めるREX CARD Liteに寄せたのだと思われます。

新REXカードのリニューアル後のポイント還元率

ここからはリニューアル後の新REXカードの特徴を紹介していきます。

基本還元率1.25%は依然として業界トップクラス

上記の通り、改悪とも言えるリニューアルが続いた新REXカードですが、それでも業界全体で見ればトップクラスとなる基本還元率1.25%を維持していることも確かです。以前のREXカードの場合、年会費の元を取るまでの計算があったり、年間50万円以上の使用で年会費無料になったりとさらにいろいろな特典がありましたが、それらはすべて廃止されています。

仮に100万円分買い物をすれば、もらえるポイントは1万2500円分。一方、平均的な基本還元率0.5%のクレジットカードを使った場合、もらえるポイントは5000円分。全く同じように生活して、同じように買い物をしても、これだけもらえるポイントに差がつくのです。

年会費無料カードでクレジットカード業界最高クラスのポイント還元率

年会費無料で実質的に利用するデメリットはないため、使わないよりは使ったほうがどう考えてもお得です。

なお、リボ払いにすると還元率が1.75%に底上げされるのですが、リボ払いは0.5%程度のポイント上昇では済まされないほどのデメリットが有るため、基本的には利用しないほうが良いでしょう。

JACCSモールを通せばさらに還元率アップ

JACCSモールを使うと、新REXカードの還元率がアップします。JACCSモールは株式会社ジャックスが運営するウェブサイトです。ショッピングモールですが、実質的には他のショッピングサイトにアクセスするための中継地点です。

このサイトを中継してAmazonや楽天市場などの各ショピングサイトにアクセスするだけで、最大で12%相当のラブリィポイントやJデポというポイント(新REXカードでもらえるREXポイントとは別物)を貯められます。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの主用なショッピングモールは概ね網羅しているので、買い物をする際は必ずJACCSモールを通すべきといえます。

価格.com安心支払いでポイント還元率アップ!しかし……

「価格.com安心支払い」を使うと、ポイント還元率が1.5%にまでアップします。価格com安心支払いは価格.comが提供する、ショップにカード情報や口座情報を教えずに商品を購入できるサービスです。価格.comとも提携している株式会社ジャックスだからこそできる技です。

が、このサービス、一見お得に見えますが、実は大きな落とし穴があります。このサービス自体に約2.0%の手数料がかかるため、総合的に見れば損をするのです。よほど安全性を重視したいときは別ですが、それ以外のケースでは使わないほうが良いでしょう。

ポイント付与は「2000円ごと」利用金額が少ない人は要注意

前述の通り、基本還元率は1.25%と依然として業界最高水準を保っている新REXカードですが、一方でポイント付与が2000円毎に25ポイントという見逃せない欠点も抱えています。これは旧REXカード・レックスライトカード時代から続いているものであり、リニューアルでも改善されませんでした。

ポイント付与は1ヶ月毎に行われるため、小さな買い物しかしないという人でもまるまる無駄になるというわけではありませんが、場合によっては端数が出てしまうことがあります。例えば1万円分の買い物をした場合、受け取れるポイントは125ポイントですが、9999円だと100ポイントになってしまうのです。

毎月の利用額が少ないと、利用額全体に対する端数が大きくなってしまいがちであり、せっかくの基本還元率の高さを生かせないこともあります。その場合は100円で1ポイントが付与されるような別のクレジットカードを選んだほうが良いかもしれません。

新REXカードのリニューアル後の付帯保険

新REXカードは年会費無料なのに国内/海外旅行傷害保険を完備

新REXカードには国内・海外旅行傷害保険が自動付帯します。万が一旅行中にケガや病気などの憂き目にあっても、このクレジットカードが有れば上限の範囲で保険金を受け取れるわけです。

国内旅行傷害保険は年会費無料のクレジットカードにもつくことが多いのですが、海外旅行傷害保険がつくのは結構珍しいことであり、大きなが差別化点といえます。金額は下記の通りそこまで大きいわけではないのですが、海外旅行傷害保険は合算できるため、他のクレジットカードと組み合わせればかなりの効果を発揮します。

国内・海外旅行傷害保険の補償内容
国内旅行傷害保険 海外旅行傷害保険
保険金 1000万円 2000万円
付帯条件 利用付帯 自動付帯

支払いブランドはMasterCardとVISAの2種類

支払いブランドはMasterCardとVISAの2種類です。レックスライトカードはVISAのみだったので、いちおうは改善されたと言えます。国内のクレジットカード導入店舗でこの2つがどちらも使えないというケースは非常に稀なので、支払いで困ることはまずないでしょう。特にこだわりがないという場合は、国内ではもちろん海外でのシェアも非常に高いVISAがおすすめです。

なぜ発行停止や改悪が続く!? REXカードリニューアルの理由

旧REXカード・旧REX CARD Liteだけじゃない!新規発行停止と条件の改悪が行われてきた

今回の記事では「改悪」と呼ばれる基本還元率引下げに関するお話が出てきましたが、このような基本還元率引き下げを行っているクレジットカードはREXカードだけではありません。株式会社ジャックスはREXカード以外にも

  • 漢方スタイルクラブカード
  • エクストリームカード
  • リーダーズカード

新REXカードはそれでも魅力的!相対的にポイント高還元率になった!

など、多数の高還元率カードを発行してきましたが、その多くがポイント引き下げ、もしくは発行停止となっています。他のクレジットカード会社でも似たような措置が多数行われています。かつては年会費無料で基本還元率が2.0%を超えるものも結構見られたのですが、今では1.5%のものすらほとんど見かけなくなってしまいました。

新REXカードが依然として高還元率と言われているのは、他のクレジットカードの還元率も下がったためです。

クレジットカード会社が2%のポイント還元率に耐えられなくなった

クレジットカードの基本還元率が低下した理由は簡単で、クレジットカード会社の収益性が低下したからです。クレジットカードは自身の得た収益の一部をポイントとして還元することによって顧客の定着を図っています。当然、収益性が悪化すれば、還元できるポイントも少なくなります。その結果顧客が離れてさらに基本還元率が低下するという悪循環に陥るところもあります。

ではなぜ収益性が悪化したのか。理由は大きく2つに分けられます。1つ目はキャッシングの金利低下です。そしてもう1つが、クレジットカード加盟店から得られる手数料の低下です。これらの理湯について解説していきます。

REXカードが1.75%のポイント高還元率をやめた2つの理由

①キャッシングの金利低下で利益率が減った

キャッシングの金利低下がなぜポイント還元率に影響するのでしょうか? みなさんもご存知の通り、多くのクレジットカードにはキャッシング機能という追加審査無しでお金を借りられる機能が存在しています。

この金利、昔は29.2%まで設定することができたのですが、今は20.0%までとなっています。上限金利が下がれば、当然クレジットカード会社の収益は減少します(なお、キャッシングの金利は20.0%でも十分すぎるほど高いので、基本的に利用はおすすめしません。借りないでも生活が成り立つようにしましょう)。

②カード加盟店の手数料が少なくなった

もう1つはクレジットカード加盟店から得られる手数料の低下です。この手数料は、加盟店(コンビニやスーパーなどの小売店)がクレジットカードの決済システムを導入する際にクレジットカード会社に対して支払う手数料です。

クレジットカード決済を導入すれば高額商品が売れやすくなったり、現金の取扱いに係る手間を減らしたりできることから、特に大型チェーン店などは手数料を支払ってでもクレジットカード決済を導入しようとする傾向にあります。そしてこの手数料、最近は著しく低下しています。昔は平均して5%程度だったのが、今は3%ほどにまで低下しています(業界によって相場は異なりますが、全業界の平均がこれくらいです)。

楽天市場やイオンなどの会員証を兼ねないREXカードは高いポイント還元率の維持が難しい

今後金利上限が緩和されたり、手数料が高騰したりする可能性は非常に低いため、クレジットカード会社の収益性も低下し続ける可能性が高いです。そのような環境下では基本還元率が上昇する可能性もまずないと考えたほうが良いでしょう。

例外は楽天カードやイオンカード、ビューカードなどの、利用者を囲い込みする目的で発行されている会員証を兼ねたクレジットカードです。これらのクレジットカードが高還元率を維持できるのは、純粋なお買い物目的のクレジットカードではないからです。

REXカードは純粋なカード会社のクレジットカード!頑張っているほう

クレジットカード会社の収益性が低下したためREXカードの高還元率の維持も難しくなった、というのが正直なところ。リボ払いを特に強調するわけでもなく、いまでも十分頑張っている方です。

それよりもむしろ更に下がる可能性が高いです。今後はショッピングモールの運営や充実した保険など、独自のサービスを提供できるところだけが相対的に高い高還元率を維持できるのかもしれません。

REXカードのリニューアル事情まとめ

REXカードはまだまだ高いポイント還元率を誇る年会費無料カード!今のうちにメリットを活かせ

今回の記事をおさらいしましょう。

  • 旧REXカードとレックスライトカードは事実上新REXカードに統合された
  • 新REXカードはサービスの内容的にはレックスライトカードに近い
  • 基本還元率は1.25%であり、年会費無料のカードとしては依然として高水準
  • JACCS経由でさらにポイントが貯まる
  • ポイント付与は2000円毎なので、端数の取扱には要注意
  • クレジットカードの基本還元率低下は今後も続く可能性が高い

新REXカードは旧REXカードと比べて還元率が下がってしまったもののレックスライトカードとは同等であり、年会費無料ながら基本還元率1.25%と業界内ではトップクラスの水準は死守しています。

この高いポイント還元率がいつまで持つかは誰にもわかりません。今のうちに申し込んでそのメリットを享受した方が良さそうです。ポイントを効率的に貯めたい人にとっては非常におすすめのクレジットカードの一つですので、ポイント還元率を重視する方は発行を検討してみてください。

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